これまで人生で出会った2人目までのダメンズを紹介してきましたが、正直次に紹介するダメンズは、私の人生で1、2を争うダメンズです。
もちろん長い人生、これからもダメンズにたくさん出会う可能性だってたくさんありますが、それでも死ぬ直前に「あの人ダメだったなぁ」と思い出すこと間違いなしのダメンズなんです。
とはいえ、付き合っていた当時は私も本気だったのは間違いありません。恋は盲目とよく言いますが、私の場合はそれが人よりも酷くて長いのかもしれないなぁ…。
今回のダメンズはこんな雰囲気かも!?
https://t.co/FqaX7HGJeX
こんなオタク丸出しのネタ上等なツイートに対してですら
「Mなんだね、かわいいね、連絡待ってます」とか
「ドM調教師です御主人様になってあげる」とか、完全に色気づいたDMがドシドシ来る。首かしげすぎて一回転した— zen
(@FeelzenVr) January 11, 2020
まだ私の第1第2のダメンズについて読んでいないという方は、ぜひそちらも合わせて読んでみてくださいね。
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・I君繋がりで出会ったSさん
私がI君と知り合ったのは、実は2人目のダメンズSさん繋がりです。SさんとI君は、過去の職場の同僚だったそうで、Sさんが「どうしても紹介したい人がいる」と言って引き合わせたのがIさんでした。
そんなわけで、Sさんと一緒にI君の職場の近くのファミレスでお茶をすることに。初めて会ったSさんは、結婚したてで、私とI君のお付き合いを応援してくれていました。
3人ともゲームが好きという同じ趣味もあり話は盛り上がりましたが、当然そこで事件が起こるハズもありません。2時間くらい駄話をして、一応連絡先交換をしてその日は終了しました。
その後IさんとSさんについて話していると、どうやらSさんはかなりサディスティックな性癖があるとのこと…。
男の人同士って、そういう話もするんだな程度に聞いていました。これが後々色々と問題を引き起こすことになるとは、そのときの私には想像もできませんでした。
後日I君のところに、結婚披露パーティーをするから猫娘と一緒に参加して欲しいという連絡が届きました。私はI君と一緒に参加することにしました。
そして結婚パーティーの日、I君と一緒に参加したパーティーはかなり特殊なお店で開かれていました。この時に参加していたゲストの幅の広さや、ゲストの人たちの面白さを見て、「この人はなんか普通とは違うかも」と衝撃を受けたのを覚えています。
一言で表すなら、常識を常識と思わない人です。
それがあまり良い意味ではなかったと後で気づくのですが、やはりダメンズに惹かれてしまう性分はどうしても変えられないのです…。
・謎の説教!?
結婚披露パーティーも終わってしばらくして、私はI君と大喧嘩をしました。当時の私は結構情緒が不安定だったため、I君にかなり心配をかけるようなセリフを吐いて、その場を立ち去ってしまいました。
心配したIさんが頼ったのがSさんです。I君から連絡をもらったSさんが私の家に来たのは、それから2時間後くらいでした。
何を言われるのかと身構えていましたが、頭ごなしに怒られるとか「I君と仲直りしなよ」みたいなことは言われませんでした。
ですが何故かSさんは、私に切々とI君のような人と付き合っていくのはどうかと思うと説教を始めたのです。I君の助っ人に来たと思った人がIさんとの別れを勧めている!? ちょっと混乱しながらも説教は続きます。
結局自分の身をもっと大事にしないとダメというようなことと、私が魅力的だからこれからは一緒に遊ぼうという変なお誘いを受けました。
そして、初めて2人きりで会ったのにも関わらず、Sさんは私に性癖の話までし始めました。
そうなんです! Sさんはあろうことか、I君と別れて、既婚者であるSさんと主従関係にならないかと言ってきたわけです。
読者の皆さんの中には、主従関係って何だって思っている人がいるかもしれませんが、SMの世界ではかなり有名な話なのです。
簡単に言ってしまえば、御主人様と奴隷ってことです。もちろん人によってその理想形は違いがあり、千差万別です。
当時の私もあまり知識があったわけではありませんが、なぜかSさんの言っている言葉はあまり拒めそうな気がしませんでした。
これは私がMだったということもありますが、当時は父親のような存在を心の底で求めていたからだとも思えます。絶対的な存在になってもらえるというのは、私にとって安心して身を任せられる人がいるという状態でした。
この日を境に、私はSさんとの関係をスタートさせます。もちろん最初はI君と同時進行、Sさんは奥さんがいる身というダブル浮気状態でした。ただし私の方はI君とその後すぐにお別れをします。
・会社に行かず親の年金を・・・
実際にSさんとの関係は恋人同士とは少し違っていました。Sさんはあくまでも私の御主人様であり、私は奴隷という立場だと何度も教えられました。
ただし酷いことをされることはほとんどなく、会いたいときに会いに来てくれますし、私が不安になっていればそばにいてくれます。そして夜通し車を走らせて、いろいろなところに連れて行ってもくれました。
Sさんの奥さんは仕事が忙しく、Sさんの実家とは別にアパートを都心に借りていました。そのせいもあり、Sさんは夜自由に動けることも多かったのです。
最初こそなんだか非日常的でありながらも幸せな関係でしたが、だんだんとSさんの事情が透けて見えるようになってきます。
Sさんは平日でもちょくちょく私の家に昼間に来たりしていました。私はSさんの仕事のことが心配になって聞いてみました。
すると、今の仕事は会社といってもかなり経営が危なくて、行ってもあまりすることがないから行かなくて良いというのです。
そんなことってありますか? さらに聞けば、給料も毎月満額は出ていないそうなのです。大の大人が仕事もせずに日中ふらふらと遊んでいて、会社が潰れそうなのに危機感を持たない。これってかなり危険な状態ですよね。
Sさんは実際にはほとんどお金を稼いでいなかったのですが、それでも車を維持できていたのはお母さんの年金に頼っていたからだったのです。
もちろん私との関係を始めてからは、余計にお金を使うことも増え、だんだんと金銭的な余裕がなくなってきたSさん。結局私にお金を貸してくれと言ってくるようになりました。
ただ、この時点で私はSさんにほぼマインドコントロールされたような状態だったのです。Sさんのために学校に行き、Sさんのためにバイトも頑張る。それが生きがいになるように、Sさんは徐々に私の心を変えていきました。
その詳しい方法についてはここでは紹介しませんが、後に私が読んだ色々な本にはSさんが私に使った方法がマルチ商法や洗脳のテクニックとして載っていました。
恐ろしいのはSさんにまったくその気がなかったということです。Sさんは純粋に私との主従関係を楽しんでいただけだったのです。
・尻に敷かれて離婚!
ここまで読んでくると、Sさんと奥さんの関係が気になるという人もいるかもしれませんね。実はSさんの奥さんは、かなり気が強く、気分の浮き沈みも激しい人でした。
Sさんは豪快な性格な奥さんを愛していたようですが、結婚生活が始まってからはその性格が裏目にでて完全に尻に敷かれる状態になっていったようなのです。
奥さんは自分の思い通りにならないことがあると大声でSさんを批判していました。電話口にいた私でさえも、その大声と罵詈雑言に恐れを抱きました。Sさんは、奥さんを慰めてなんとかその場を収めるのですが、その後はかなり精神的に疲労してしまっていました。
そんな結婚生活が長く続くハズもありません。もしかしたら奥さんは何となく私という存在に気付いてしまっていたのかもしれないと、今になっては思います。
結局Sさんは、奥さんと結婚後2年で離婚してしまいます。
奥さんがいなくなったのだから、これで不倫関係ではなく、晴れて付き合える! となるかと思いきや、私たちの関係は以前のまま続きました。
もちろん友達などに新しい恋人として紹介はしてもらえましたが、Sさんはサディストであることを友達にも公言しており、実際に私を従わせる姿などを見せて楽しむことすらあったのです。
下の記事にあるようなハプニングバーに行くこともありました。
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・尊敬する人と寝ろ!?
Sさんとの関係が2年以上になり、どんどん非日常的な関係も深まっていったある日。Sさんが尊敬する人(〇さん)と私を引き合わせました。
そういうと、〇さんと私をホテルの部屋に残してどこかに行ってしまいました。
もちろんすることと言えば一つです。
ここで私が一番驚いたのは、Sさんの行動ではなく、〇さんのようにこの行動を不思議に思わない男性がいるという事実でした。
ただ結果的にはこれが原因で、私の心は〇さんから離れていきます。もちろんその影響の強さは他の人の比ではなかったのですが、私に新しく好きな人ができたことで、Sさんとの別れを決意するまでになりました。
Sさんとの別れはこれまでの人生で一番大変なことになりました。別れを切り出してももちろんすんなりOKはしてもらえず、家や学校にまで来るため引っ越しをすることにもなりました。
詳しいことは省きますが、新しく付き合うことになった男性とその友人の力を借りて、なんとか別れることができたという感じです。
・心に深く入り込んでくるダメンズもいる
Sさんのように、人の心に簡単に入り込んでくるスキルを持っている人って、世の中に必ずいるんですよね。相性の問題もあるのでしょうが、私の場合はこの後も本当にSさんの洗脳から逃れるのが大変でした。
もちろんそれが良い意味で働けば最高のカップル・夫婦になれるのかもしれませんが、私のケースは残念ながら悪い結果を導いてしまいました。
不倫から始まった主従という一般的な人の概念からはかなり外れた関係のダメンズを紹介しました。
もちろんSさんのような人はほんの一握りなので、参考にして不安になったりしないでくださいね(苦笑)。
そしてまだまだ私のダメンズ育成は続きます。今回とはまた全然違う方面のダメンズについても語っていく予定なので、楽しみにしていてくださいね!