世の中にはダメンズとそうでない男の2種類がいます。もしその比が1:1だったとしても、ダメンズを引く確率は2分の1。つまり2人と付き合えば、1人は普通の男である可能性が高いハズ!
なのに、付き合う人がみんなダメンズという女もいるのです。そう、私みたいに!(苦笑)
今回は今まで付き合った十数人の男性の中から、人生で2人目に付き合ったダメンズについてご紹介します。
ダメンズの特徴ってのは大体共通。自分のこともできてないのに、相手のダメなところばかり指摘して優位に立とうとする。こっちが離れそうになると急に媚びる。息をするように浮気する。「いや、あの人にも良いとこあるし…」って思ってる人も上記に当てはまってるならそろそろ目を覚ましたほうがいい。
— 大島薫 (@OshimaKaoru) April 12, 2020
ちなみに、初代ダメンズについては下記記事で紹介しているので、もしよければそちらも読んでみてくださいね。
▼初代ダメンズ記事はこちら!
・出会いはオフ会
私が2人目のダメンズI君と出会ったのは、あるゲームのオフ会でのことでした。1人目のダメンズH君と別れて、まだ日が浅かったのですが、H君がストーカーになったり、慣れない大学生活&一人暮らしで、学校以外の友達が欲しくなっていました。
ある日私が当時やっていたパソコンのゲームの掲示板で、30代女性がハロウィンオフ会しようと言い出したのが始まりでした。
掲示板は活発に動いていて、その頃は毎日寝る前に1時間くらいチャットみたいに話をしていたのです。女性も多く参加していたので、気晴らしにもなりそうと思い、オフ会の参加を決めました。
オフ会当日。渋谷駅のスターバックス前に時間ちょっと前に到着すると、すでに男女合わせて10人くらいが集まっていました。時間を見て、予約していたお店に入店。そこからは、おいしいご飯を食べながら、他愛もない話をしていました。
オフ会に参加した中では私が一番年下だったこともあり、みんなが優しく接してくれたのが良い思い出です。その中でも特にずっと優しそうに接してくれたのがI君でした。
I君は私より4歳年上で、今は整体師の資格を取るため学校に通いながら、バイトをして暮らしているとのこと。実家暮らしですが、資格を取った後は一人暮らしを始めるとも言っていました。
オフ会も終盤になり、何人かが直接連絡先交換をしたいと言ってきました。後で嫌になったら着信拒否をすれば良いやと軽い気持ちでOKし、I君を含む5人くらいと連絡先を交換してその日は解散。
家に帰りつくころに、I君から早速メールが来ました。
初めてのメールで告白という、出会って1日婚みたいなことをし始めたI君。警戒しつつも、付き合ってダメならまた別れれば良いやという気軽な気持ちで交際を決めてしまったのが運の尽きでした……。
・初デートで決め事の嵐!
こうして交際をスタートさせたI君と私。次の週末に初デートをすることが決まりました。今回は普通のデートができることを期待しつつ、「何を着ていこうかな?」などと呑気にワクワクしていました。
初デートの場所はまたまた渋谷。まだ東京の地理に慣れていなかったので、迷わず来られる場所が良いだろうという判断してくれたらしく、「お?これは優しいんじゃないか?」とか甘く考えてしまっていました。
I君と合流して、I君のおすすめカフェへ入った私たち。店内はカップルが多く、パフェも可愛くて私は「これこそデートだー」とちょっとはしゃいでいました。
私の好きなパフェを注文して、しばらくは楽しい会話を続けていましたが、だんだん雲行きが怪しくなってきます。
今だったらモラハラで即訴えられる(そこまではしないかも)発言! でも、当時の私は男の人を立てることは必要だろうとも思っていたり、好きな人の言うことはなるべく聞いてあげたいとわけのわからない願望を抱いていたので、この約束事も認めてしまったのです。
I君のとの決め事はまだまだありました。I君以外の男の人と話すときには、必ず許可を取ってからにすること。ほかの男の人と話した後には、どんなことを話したのか報告することetc…
初のダメンズH君のような変態的なことは求められなかったのですが、これって立派なモラルハラスメントですよね!
でも、まだまだモラハラという言葉が世間に浸透しておらず、未熟だった私はそのことに気づけなかったのです。
・束縛が酷過ぎる……
そんなこんなで、約束事を守りながらの交際は一見順調なように見えました。確かに上から目線でものを言ってくるのですが、当時の私は年上男性のリーダーシップと勘違いしていたところもあり、デートの場所や食べる物を選んでくれるI君が頼りがいのある彼氏だと思っていました。
ですが、基本的には自由に振る舞うのが好きで、好奇心の赴くままに行動するのがモットーな私の我慢は、3か月で限界を迎えました。
何故なら、I君の束縛は日に日に酷くなっていったからです。
こんなやり取りが何回もあり、私はI君の何なんだろうと考え込んでしまう時間が増えていきました。I君に聞くと、I君は私のことが大好き過ぎて、すべてを把握していたいし、すべて自分の思い通りに動いてくれないと不安なのだそうです。
とはいえ、恋愛って本来上下関係ではないハズです。彼氏に命令される筋合いはないですし、彼氏の思い通りに動くための人形でもありません。
I君は私のこともすでに家族に紹介してくれていて、実家暮らしのI君の家に泊まりに行ったことも何度もありました。一人暮らしだったため、家庭的な料理や雰囲気を与えてくれるI君のことは、嫌いにはなかなかなれなかったのですが、流石に度が過ぎると気づき始めます。
それにI君の話を聞いていると、I君が求めているのは彼女ではなく、都合のいい女にしか思えなくなってくるのです。
しばらく悩んだ結果、私は意を決してI君に別れを告げることにしました。それは、付き合いだして3か月目が終わる頃でした。
・泣きながら「別れないでくれ」と懇願
前回のH君(ストーカーになった)のこともあり、今回は慎重に別れの言葉を選ぶことにしました。また、いきなりメールなどで別れを切り出すのではなく、徐々にI君と距離をとっていき、別れのショックを小さくする作戦をとろうと決めました。
最初は毎日の連絡がなくなって、怒りのメールを送ってきたI君ですが、私が適当な返事を返し続けていると、様子が変なことに気づいたようでした。
そしてある日、ちゃんと話し合おうと呼び出されました。ここまで来たら、一度会ってハッキリお別れを告げた方が良いと思い、I君の家の近くのファミレスで会う約束をしました。
会って早々怒りをぶつけられるかもと覚悟していましたが、落ち着いた様子のI君。「元気そうで良かった」と優し気な言葉をかけてきます。
私はあまり一緒にいると決心が鈍ると思い、I君に思い切って言いました。
こんな押し問答が30分ぐらい続いた後、I君は衝撃的なことを語り始めました。
もう呆れとショックで、開いた口が塞がらないとはこのことを言うんですね。この言葉を聞いた瞬間に私の中に最後まで残っていたI君への想いのカケラは綺麗に崩れ去りました。
私が「じゃあ、そういうことだから。さようなら」と言って席を立とうとすると、なんとI君はお店の中で泣きながら追いすがってきます。
周りの目が気になって恥ずかしいくていたたまれなくなる私。とはいえ、ここで相手の要求に応えてしまっては思うつぼです。私はI君を振り払うようにして、その場を去ったのでした。
あんな恥ずかしい言葉を並べていたI君でしたが、メールを1週間無視し続けていたら諦めてくれたようです。ストーカーにならなかったことにホッとしつつ、I君の次のターゲットにされた女性は可哀そうだなぁなどと考えていました。
ダメ男とは付き合っているのも疲れますし、別れるのも疲れるんですよね…。
▼別のダメ男記事はこちら!
・許容範囲が広すぎるとダメンズセンサーが働かない!
2人目のダメンズを紹介してみました。私がダメンズに引っかかってしまう理由の一つは、付き合う男性に求めるハードルが低すぎることだと自分では考えています。
正直イケメンでなくても、太っていても許容範囲なのです。清潔感がないのはNGですが、それ以外はほとんど受け付けないということがありません。
とはいえ、この後も複数のダメンズと付き合っていく中で、私の中で段々とダメンズのパターンが見えてきます。ダメンズにはダメンズの目印みたいな物があるような気がするのです。
今後も、それらの共通点をダメンズエピソードとともにお伝えしていきたいと思いますので、男性選びの参考にしてみてくださいね!