そんな経験、誰でもあると思います。
やる気を出すまでに時間がかかる・・・。
そういうときこそ使える、【作業興奮】という心理学があります!
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【作業興奮】とは?
例えば、
「掃除をしたくないなあ」と思っていても、ひとたび重い腰を上げて掃除を始めると、
意外と集中し始めて気づいたら部屋全体が片付いていた、
なんてことはありませんか?
・・・そう、これです!!
すると・・・やっているうちになぜか夢中になってくる。
初めは面倒でもとりあえず始めて見るという事が、
実はやる気を出すための一番の方法だったのです!
やる気が正直沸かない。
やる気は後からついてくるもんなんで、とりあえず始めてみよう。
これを「作業興奮」という。というわけで頑張るぞい。
pic.twitter.com/24fcHcDqJg — 元ニートのSE (@neet_se) October 14, 2018
なぜ、とりあえずやってみることでやる気が出るのか?
「やる気がでない」という人にオススメなんですが、人間は行動しないとやる気がでない生き物なので、「やる気がでないな」って感じる前にやってしまうと、作業興奮というか、やる気が出てきます。
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) January 25, 2019
脳科学的に言うと、
脳内の「側坐核」(そくざかく)と呼ばれるところから、
人間のやる気がつくられるそうです。
そのやる気をつくるには、
この「側坐核」を活性化させる必要があるのですが、
実はこれがなかなか大変。
いくら「やる気を出したい!」と思っても、簡単には反応してはくれないのです。
「手を動かして作業をする」のが一番なのです。
最初は嫌々手を動かしていても、側坐核は確実に刺激されます。
側坐核が刺激されていくと、脳内にドーパミンが分泌されます。
すると次第に興奮状態となり、集中し始めてくるというわけです。
作業興奮と名付けられました。
行動に移すときの3つのテクニック
では、重い腰をあげるための簡単テクニックをお教えしましょう!
簡単なことから始める
ADHDはタスクを複数抱えている場合は、「1番楽に出来るタスク」→「1番やりたくないタスク」の順に手を付けるのがお勧めな。嫌なタスクに着手するのは気合いがいるけど、とりあえず手頃なタスクを終わらせて、それにより生じた「作業興奮」冷めぬ内に取り掛かる事で、心理障壁を乗り越えられるというな
— rei@生きてるだけで疲労困憊発売延期 (@rei10830349) August 23, 2019
行動する際に、面倒なことから取り掛かろうとすると最初の一歩が始まりません。
面倒なことは、自分のやる気エンジンがかかってからで大丈夫。
5秒ルール
『5秒ルール』を別名で『5秒の法則』とも言います。
これはアメリカ人の「メル・ロビンス」が提唱したものであり、
行動をするための方法として非常に有名なものです。
・・・実はこの5秒以内というのが大切なのです。
なぜなら、人は5秒以上経つとやらない理由(言い訳)を考えてしまうからです。
「明日やればいいっか」
「そこまで急いでないし」
「今日は疲れているから」
5秒以上経つと、余計な事を考えてしまうんですね。
あらかじめ時間を決めておく
レナード・ズーニン博士という心理学者が提唱したやる気アップ法で、面倒なことでも最初の4分間さえ乗り切れれば、あとはスムーズに進めることができるという(心理学的に「作業興奮」とも呼ぶ)。まず4分間だけ作業すると決めてしまって、取りかかるようにすれば良い。 #有益なことをつぶやこう
— 発想トイレ (@hassotoilet) January 7, 2013
終わりが見えないと、やっぱり行動に出にくいですよね。
なので最初の一歩が出やすいよう、
行動する時間をあらかじめ決めておくことも効果的です。
すると、行動を起こす難易度が下がります。
作業興奮の注意点
しかし、必ずしも行動すれば作業興奮が働くとは限りません。
作業興奮を働かせるためには注意点があります。
それは、
疲れているときは無理にやらないほうがよい、ということ。
睡眠不足や疲れが溜まっているときは、無理に行動しようとするより、
・適度な運動で脳に刺激を与えること
これが大切です。
なぜ適度な運動が脳に良いのか?
ADHDの先延ばし対策は「とりあえずタスクに着手すれば作業興奮でヤル気が出るけど、とりあえず着手する為のヤル気がない」というジレンマがあるけど、実は作業興奮はタスクに着手しなくても身体を動かせば起きるんだよな。それ故にタスクに着手出来ない時は、その場で手足をバタつかせればいいというな
— rei@生きてるだけで疲労困憊発売延期 (@rei10830349) February 28, 2020
足を動かす機能は、脳の中の頭頂部に近いエリアで働いているので、
歩くことによって、頭頂部まで血流が巡ります。
顎を動かすのも手軽な運動、噛むことで記憶力が上がる?
よく噛むことで脳の血流が増やし、脳の神経活動を活発にさせることが
研究で分かっています。
例えば一定時間ガムをかむことによって、
脳の神経細胞が活動しはじめ、記憶にもっとも関係している前頭前野や海馬、
脳のさまざまな領域が活性化することが明らかになっているのです。
集中力・記憶力がアップするわけですから
噛む力のメリットはかなり大きいですよね!
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▼【ゲインロス効果】
▼【プラシーボ効果】
最後に・・・「千里の道も一歩から」
・・・いきなり全部できる必要はありません。
仮に10分で止めてしまったとしても、
「何もしなかった」に比べれば大きな一歩ですから。
やったら最後に自分を褒めてあげましょう!
今すぐいきなりデートを試したら、いきなり作業興奮しちゃうかもしれませんよ♡