人間なら誰でも、自分のこういうところが嫌い!って感じることがあるでしょう。
そのコンプレックスを活かして、恋愛心理学では恋愛を上手にコントロールすることができます。
恋愛心理学「ゲインロス効果」を使えば、いきなりデートで出会った異性に短所を知られても、挽回することができますよ!
Contents
恋愛心理学「ゲインロス効果」とは?
恋愛で使える心理テクニックとして、ゲインロス効果というのを知っていますか
ギャップがあればあるだけ、その人が魅力的に見えるというのがゲインロス効果です— 心理学@相互フォロー
(@99u3UEhONDeLnjm) May 8, 2020
ゲインロス効果はどういったものなのか、ゲインロス効果の具体例などを知って、恋愛に活かしていきましょう。
ゲインロス効果ってなに?
実は、恋愛心理学における「ゲインロス効果」というのは、簡単に言うと「良いギャップ」のことをいいます。
知り合った時に感じたマイナスのイメージが意外な一面を見ることによって、プラスな印象を与える心理現象をゲインロスの効果と呼んでいます。
原因はツンデレやギャップ萌えとイメージしていただけるとわかりやすいです。
なぜ、ゲインロス効果と呼んでいるのかというと…
ゲイン(Gain)は利益、ロス(Loss)は損失という意味があり、プラスマイナスということを指しているからです。
ゲインロス効果の具体例
良いギャップといっても、実際にどんな時のことを指しているのか分からないという人もいるでしょう。
ゲインロス効果の具体例を頭にインプットしておけば、「あ~、こういう時に使うんだ!」とイメージしやすいです。
・見た目はすごくいかついし、怖いイメージなのに、介護の仕事をしている人だった。
・女の子の扱いが上手なのに、付き合った人数は1人だった。
上記のように、本当は自分がイメージしていた人とは全く違った人だったという印象を与えられるのが「ゲインロス効果」です。
ポイント1では、いつもほわほわしている=何も考えてなさそうというマイナスなイメージがついてしまっています。
しかし、本当は幼いころから勉強もできて優秀な学校に通っていたという実績があったのを知った時に「良いギャップ」を感じます。
ポイント2では、見た目は怖そうで優しくなさそうな人というマイナスなイメージが、介護職という優しさ無しではできない職業についているのを知って「良いギャップ」を感じます。
そして、ポイント3では女子慣れしていることからチャラそうだなというマイナスイメージが、本当は恋愛経験が少なくて一途だということによって「良いギャップ」を感じます。
▼優秀な人、高学歴や高収入が有利なハロー効果という恋愛心理学もあります。
ゲインロス効果の実験
アメリカの心理学者であるアロンソンとリンダーがの実験から証明されています。
その実験は、被験者とサクラである評価者で面談を行い、その後に被験者が評価者(サクラ)に評価を聞かされるという行為を7回繰り返しました。
被験者らに初めから終わりまで良い評価を聞かせたり、初めは悪かったけど、だんだん評価をよくしていくなどをして被験者らの好感度を調べました。
ゲインロス効果を恋愛に活かすには?
実際にゲインロス効果を恋愛に活かすにはどうしたら良いのか、ゲインロス効果を利用する時の注意点を紹介します。
良い印象を与えるコツ
【ゲインロス効果】 魅力はあえて隠してこっそり見せるのです。 ギャップがあればあるだけ、その人が魅力的に見えるというのがゲインロス効果。 ゲイン=得るものと、ロス=失うものの差が大きいほど強い印象を残せるという心理学です。 pic.twitter.com/TQ5ldMxTxq
— 人見知り男子大学生の希望の星 (@hitomisiri0512) May 11, 2020
ゲインロス効果を活用するならば、自分の良い部分をアピールする絶好のチャンスです。
しかし、ゲインロス効果を活用するのですから初対面の相手に、初めから全力で自分の良いところをアピールしてしまったら意味がありません。
そのため、まずは控えめに自分をアピールしておきましょう。
はじめから良さを全開に出してしまうと「あの人、良い人だったな」といい人止まりになってしまいます。
良いところばかりが良いギャップじゃない
いつも優しくしている人も、時には厳しくすることでゲインロス効果を活用することができます。
例えば…
という相談をされたとします。
厳しい意見を言うのは可哀想だからと「いいんじゃない。辞めちゃいなよ。」と言ってあげることも大切かもしれません。
しかし、可哀想だという気持ちをグッとこらえて
と少し厳しい言葉をかけてあげるのもその人のためになります。
そういう厳しい言葉を聞いて「自分のために親身になって話を聞いてくれた」という良い印象を与えることもできます。
自分の印象と真逆のことを実践
相手が自分に持っているイメージを覆すためにも、真逆のことを実践してみると大きな反響があります。
例えば…
話しかけずらい、仲良くなれなそうと思われているなら、気さくに自分から話しかけてみたり、笑顔で挨拶をしてみるのは効果的です。
こんな風に、相手に持たれてしまった印象と真逆のことをすると「あれ?全然イメージと違ったじゃん」と感じてもらうことができます。
色々なことにチャレンジしてみる
周囲に家事が苦手、料理をしたことがない、運動ができない…などを話している人は、相手から「あの子は料理ができない」という認識を持たれているはずです。
その印象を利用して、料理にチャレンジしてみるのもゲインロス効果を活用できます。
そして、そこから好きな人と会話をするチャンスにも繋がりますし、もしかしたら「今度、俺にも作ってきてよ」なんてことにもなるかもしれません。
ゲインロス効果を活用するときの注意点
・マイナス面を見せるのは最初だけ
ゲインロス効果を活用する時は、あまり大きなギャップを見せないようにしましょう。
例えば、普段は物静かなのに急にクラブに通っているようなテンションの高い人に変わってしまうと「なにがあった?!」と相手に不信感を与えてしまいます。
そして、マイナスな印象を与えるのは最初だけにしましょう。
ゲインロス効果は、マイナスなイメージをプラスなイメージに変えることで発揮されます。
せっかく、プラスなイメージに変わってもマイナスなイメージをまた与えてしまったら、なかなか良い印象に戻すのは難しいです。
そして、マイナス、プラス、マイナス、プラスと交互に見せてしまう事によって矛盾を生んでしまうので気を付けるようにしましょう。
ゲインロス効果は良い印象を与える良い方法
ゲインロス効果を上手に使うことによって、相手から抱かれているマイナスな印象をプラスな印象に変えることができます。
自分の嫌なところが、踏み台となって自分の良いところが勝るようになるので、自分の嫌なところに感謝ができるようにもなっちゃいます。
恋愛を上手くコントロールするために、ゲインロス効果を上手に使えるコツを身につけられるようにしましょう。