彼と彼女が結婚を決めたら、まずはお互いの両親にご挨拶に行きます。
トントン拍子に話が進めばいいのですが、中には自分の両親から結婚を反対されるケースもあります。
法律上、結婚は2人の合意があればできます。しかし…
このように思われる方が多いのではないでしょうか。
きちんとお互いの親から認められて結婚したいと考えているカップルの方向けに、親に結婚を反対されたときの対処法を解説します。
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Contents
感情的にならず、結婚を反対する親の意見を聞こう
親に結婚を反対されたら、「なぜ彼(彼女)との結婚を反対するのか?」タイミングを見計らい、冷静になって親に意見を聞いてください。
自分の親が結婚を反対する本当の理由を聞き出し、解決策を2人で考えることで結婚へ向けての話し合いを進めやすくなります。
誰だって勇気を出して結婚の挨拶に行ったのに親に反対されたら、カッとなってケンカしたくなります。
しかし、感情的に言い合いをしてしまうと、結婚を反対する理由を聞き出すことができません。
親からすれば、今まで大切に育ててきた息子(娘)が結婚後苦労することが目に見えていたり、その他不安要素があったりすると反対します。
一度で聞ける内容ではないので、何度も親と落ち着いて会話する機会を作りましょう。
【親に聞く前に知っておきたい】よくある結婚の反対理由とは?
自分、もしくは相手両親が結婚を反対するとき、よくある結婚の反対理由があります。
よくある結婚の反対理由を先に知識として入れておき、2人で落ち着いて解決策を話し合えるようにしましょう。
先に予備知識を入れておくと、親とも落ち着いて話がしやすくなります。では、よくある反対理由を紹介します。
彼氏(彼女)の職業や経済力に感じる不安
- 収入が安定していない(非正規雇用、転職が多いなど)
- 2人の学歴が対等ではない
- 転勤族、休日が安定していない
お金は生活に直結するため、どちらかの収入が安定していないと親から結婚を反対されてしまいます。
その他、仕事内容、職場環境、学歴などを理由に反対されることもあります。
彼氏(彼女)本人に感じる不安
- 性格に問題がある(常識がない、息子(娘)への態度が悪いなど)
- バツイチ(性格に難あり、養育費など)
- 浪費癖がある(ギャンブル依存症、買い物依存症など)
- 家庭環境がよくない(借金、宗教、マルチ、兄弟姉妹に訳あり、相手両親の性格に難ありなど)
- 健康面に不安要素がある(年齢差、持病有りなど)
- 長男、長女、一人っ子(同居もしくは近居に住むことを希望している)
- 酒癖が悪い
そう思われるかもしれませんが、結婚前に気が付いた小さなズレこそ結婚後に大きなすれ違いを生むリスクを持っています。
今は彼氏(彼女)との結婚を認められたい一心で、見えなくなっているだけです。
重い腰を上げて義実家へ。。やっぱり疲れた。ほんっとに合わない。頭痛がするぅ。。でもそろそろ夕飯つくらなきゃ(>_<)
— ひいまま (@himama14) May 5, 2010
「彼(彼女)と結婚するときは、彼(彼女)本人と同じくらい相手の親も見たほうがいい」なんて意見も耳にしますので、親の考えに聞く耳も持ちましょう。
その他の不安要素
- 2人の出会いが心配(婚活サイトなどを通じての出会い)
- 結婚後の将来設計(仕事、新居など)がまったくできていない
お互いの親に結婚の挨拶に行く前に、だいたい聞かれそうな質問と答えの打ち合わせを2人でしておくと安心できるかもしれないです。
パートナーに「親に結婚を反対された」と打ち明ける方法は?
パートナーに「親に結婚を反対されている」と打ち明けるのは、直接会って自分の言葉で伝えるのがベストなやり方です。
結婚を自分の親に反対されるよりも、相手の親に反対されるほうがメンタルが傷つくことには気づいていますか?
いきなり会って間もない相手の親に、自分自身や自分の生い立ち、大切な家族や家庭環境、仕事などすべてを否定されたような気持ちになるんです。
LINEや電話、メールなんかで打ち明けた日には、もう二度とパートナーには会えないかもしれないと覚悟したほうがいいです。
結婚適齢期の女性だと、職場の同僚、友人など周りの結婚ラッシュに嫉妬すら芽生えてしまうかもしれません。
学生時代の友達とリモート飲み会してたら、結婚発表した子がいて、それに対していつもクールな友人が「二次会でうちらにイケメン人数分連れてきて紹介して」だの「家買ったら別れるとき大変」とのたまってるのを見て、嫉妬は人を狂わせるなと思った。
— ひとり相撲 (@loneliness_sumo) April 24, 2020
落ち着いて、一晩泣いたら気持ちを入れ替えましょう。そして、パートナーと話せる環境を作りましょう。
【理由別の対処法】親に結婚を許してもらうには?
親に結婚を反対された理由が分かったら、結婚を許してもらうための解決策を2人で話し合いましょう。
親が結婚を反対するのは何かしらの不安要素があるからで、2人で真摯な対応をすることで希望の光は見えてくるはずです。
ケースごとの対処法をいくつか紹介しますので、参考になさってください。
2人の将来設計をきちんと話す
親に結婚を反対される理由の1つとして、将来設計ができていない、経済力がないといったことが挙げられます。
結婚生活にはお金が必要!愛だけでは生活することができません。
披露宴・挙式費用、新婚旅行、2人の新居、さらにその後も生活費、税金や保険料、将来のための貯蓄と思っている以上にお金が必要です。
具体的に2人でプランを相談し、改めて親に落ち着いて話せる機会を作りましょう。
- 1年後に結婚を考えているので、そのために2人で毎月〇〇円の貯金をする
- 2人のうちどちらかが非正規雇用なら、正規雇用が決まってからの結婚とする
- 資格取得、スキルアップなどを具体化する
将来に不安があるのに行動できないのは、不安が明確になってないからです。お金の不安があるとして、いくら足りないのか、いくら必要なのか、自分の将来設計をしてみるとわかります。まずは「自分が将来どうなりたいのか」を具体的に考えてみてください。今やらなきゃいけないことが見えてきますよ。
— スマイル社長 (@ryogasmile) April 28, 2020
すぐに結婚するだけがゴールではないので、何らかの目標が達成されてからの結婚とすることで親にも安心感を持ってもらえます。
お互い話し合って具体化した将来設計は、必ずメモ書きして話忘れのないようにしましょう。
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時間をかけて親を説得する
結婚の挨拶に行ったとき、彼(彼女)の性格や家庭環境に不安要素があり結婚を反対されることはよくあります。
時間をかけて親を説得するしかないため、何度もタイミングを見計らって話し合う機会を作りましょう。
日曜日彼氏が結婚の挨拶に来ます(*¨*)
緊張する
反対されないといいな✩.*˚ pic.twitter.com/ZYAUZMOxYm—
(@w_ec09) March 6, 2020
- 親が感情的になっても、落ち着いて真摯な対応で結婚を希望することを伝える
- お互いの親や親族との結婚後の関わり方や住まいを具体的に伝える
- 抱えている問題を解決させる姿勢を伝え、不安要素をなくす
親が感情的になり、自分たちも同じように感情を露呈すると「いい顔をしていても本性はこんな人だ」とさらに反対されかねません。
どんなことがあっても落ち着いて対応する、もしくは改めて話し合う機会を作るほうがいいです。
反対していない側の親や家族も含めて話し合う
彼(彼女)の家庭環境に関する問題の場合、2人では解決できないケースもあります。
いきなり両家の親を同席させての話し合いはトラブルのもと、親子での会話、2人とどちらかの親との会話で解決策を探りましょう。
私の友人や自分の経験をもとに、色々な人たちのケースを紹介します。
- 田舎の長男と長女、夫側の苗字を名乗り結婚後に男の子が生まれたら女側の祖父母と養子縁組をする
- 転勤族の彼と田舎の長女、妻側の苗字を名乗り定期的に実家に帰省する
- バツイチの彼と初婚の彼女、離婚に至った理由や誠意ある態度を見せる
- 問題のある家庭環境、同居や経済的な援助はしないことを具体化する
どのケースもシビアで、答えを見出すまでにたくさんの時間が必要だったことはよく分かります。
ある意味2人の関係を試すチャンスでもあるので、忍耐と思って頑張るしかないです。
味方になってくれる親族を見つける
2人で話し合っても解決策が見えない、反対している親が聞く耳を持たないといった場合は味方になってくれる親族を見つけましょう。
第三者が介入することで親も冷静になり、希望が見えてきます。
ひいおばあさんは、周りの反対を押しきってオッティと結婚したから、母が結婚を反対された時に唯一味方でいてくれたんだって。私もひいおじいさんとひいおばあさんに会ってみたかったな。
— bebe@太陽とお月さま (@george_bebe) April 14, 2011
具体的な相談相手としては、結婚に反対していない父親(母親)、親よりも年上の親族が理想的です。
こんな感じが理想的です。
- 味方になってくれる人、彼、彼女で話し合いの場を設け、これからの話をする(お礼を忘れずに)
- 具体的な解決策が決まったら、味方になってくれる人と親で話をしてもらう
- 味方となってくれる人、反対している親、彼、彼女で話し合いの場を設ける
みんなそれぞれのスケジュールがあります。焦らずに空いている日を合わせて、和やかに話せるようにしてください。
親と和解できなかったときはどうする?
結婚を反対している親に対してどんな対処をしても、解決できないかもしれません。
結婚を反対している不安要素が解決しない、結婚相手となる彼(彼女)のことが信頼できない、一度生まれた不安の芽を摘み取るのは容易いことではありません。
まずは2人で今後のことをゆっくり落ち着いて納得いくまで話し合ってください。
色々な人生の選択肢があります。そのいくつかを紹介しますので、悩んだ時の参考になさってください。
2人で生きていくと親に伝える
「自分たちで決めたことだから、認めてもらえなくても結婚します」と反対している親に伝えましょう。
親がどんなに反対しても結婚したい気持ちは変わらないという強い意志を伝えることで、何かしらの変化があるかもしれません。
たとえ親が感情的な言い方をしても、「認めてくれないなら縁を切る」といった言い方は控えてください。
結婚後すぐに関係が変わらなくても、2人で夫婦の絆を深めることで親も認めてくれるようになるかもしれません。
三姉妹が良く聞かれる事 第一弾
『両親の馴れ初め』
母がバブル時代、単身イタリア旅行に行き、父がナンパ
厳格なドクターファミリーから来た母はある意味駆け落ちしたチャレンジャー
ある意味尊敬#イタリア #家族 —
イタリア人ハーフ三姉妹 (@girlsfromrome) April 26, 2020
2人で別々の道を歩くことを決心する
反対されている理由の解決策が見つからず、お互い今生きている環境を変えることもむずかしい場合は別れも考えないといけないです。
時間が経つのはあっという間、自分自身の人生設計や結婚したい年齢を考えるとズルズルと先延ばしをすることもできません。
IBJによる2019年の成婚白書によると
女性の成婚分布は33才~35才が最も多い。
「ひとつ年齢を重ねるごとに、結婚への道のりは難しくなってくる」が数字に表れている。
だからこそ、婚活はやみくもに…ではなく、年齢に応じた戦略を!なんだよね。— ちだ@大阪の婚活アドバイザー (@sonoko_chida) April 25, 2020
今の彼(彼女)との結婚に希望が持てない場合、お互いの幸せを考えて別々の道を歩くという選択肢も視野に入れましょう。
まとめ
私の体験談を基に、親に結婚を反対されたときの対処法について書かせていただきました。
結婚を反対されると頭に血がのぼり、相手と結婚したいことでいっぱいになり、冷静な判断ができなくなります。
彼(彼女)の性格をじっくり見極めるとともに、最後まで自分の気持ちを押し殺さないようにしてください。
結婚後はそれ以上に大変なこともあります。
2人にとっての最初の山場だと考え、解決策を見出しましょう。